外国語のナレーションに母国語の字幕が付けられたクルマのCMを見れば、当然それは外国車の宣伝だと考えるだろう。しかし今回は、米国車のCMでありながらわざわざ英語以外の外国語のナレーションを入れ、それに英語の字幕を付けた一風変わったCMシリーズをご紹介しよう。
このCMは、クライスラーの2015年型「200」のもので、制作した米の広告代理店は、エミネムが出演して注目された2011年型「200」のCMも手掛けている。
"Ready to Take on the World(世界に挑戦する準備は整った)"というコンセプトのもとに制作された4つのCMは、日本語、ドイツ語、スウェーデン語のナレーションに英語字幕が付けられたもので、それぞれがこの米国製セダンの持つ特長にフォーカスしている。つまり、新型クライスラー 200は米国車なのに、まるで日本車のように高品質で、ドイツ車のように高性能で、スウェーデン車のように安全性も高い、ということを言いたいらしい。"輸入車のような米国製車"ということが宣伝になる時代が来るなんて、昔のデトロイトの人々は思いもよらなかったに違いない。ただし、米自動車ニュースサイト『Automotive News』によれば、撮影はこれらの国々ではなく、米国内で行われたそうだ。
それでは早速、CMをご覧いただこう。今回ご用意したのはシリーズ最初の3作のみ。スウェーデンにフォーカスした4作目はどんなCMになるのか、リリースを楽しみにお待ちいただきたい。
....and just because, imported from Detroit brings to mind what??